第7回 グローバルメンタルヘルスセミナー

睡眠の質とメンタルヘルス

メンタルヘルスが重要視されている現代社会において、睡眠と体の健康、そしてメンタルヘルスとの関係は大事に認識されています。睡眠は個人の領域でありながら、個人が属している社会での仕事のパフォーマンスや効率、人間関係にも影響する分野として扱われることも多いです。

個人の 体、心、脳の健康や生活習慣、ライフスタイルは社会の構成員として良く管理すべきの一つであります。

国連広報局NGOとして登録されているIBREA(国際脳教育協会)の日本支部である私どもIBREA JAPANでは、睡眠の質の管理に役立つブレイン体操やブレイン瞑想、ブレインヒーリングなどの脳教育にもとづくトレーニングの実践を提案し、健康な睡眠生活づくりをサポートしています。

第7回目となる本セミナーでは、メンタルヘルス、脳教育、睡眠管理の専門家による講義をオンラインセミナー形式で開催することで、多くの人々に必要な情報を提供し、脳教育の睡眠の質の管理分野の成果や今後の可能性について良い意見を分かち合う場にしたいと思います。


 第7回 グローバルメンタルヘルスセミナー
 日 時:2021年11月3日(祝/水) 14:00~16:00
 テーマ:睡眠の質とメンタルヘルス
 主 催:特定非営利活動法人 IBREA JAPAN
 後 援:IBREA(国際脳教育協会)、一般社団法人Earth Citizens Organization
 参加費 : 無料
 <オンライン開催> YouTubeライブ配信でご視聴いただけます

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第1部 睡眠とメンタルヘルス、そして脳教育

招待講演 | 共生を目標としたヒューマンテクノロジー


一指 李承憲

グローバルサイバー大学学長。
国際脳教育総合大学院大学学長。
国連経済社会理事会(ECOSOC)協議資格 韓国脳科学研究院院長。
国連広報局登録NGO 国際脳教育協会(IBREA)会長。
世界国学気功連合会会長。


コロナによる個人、社会、地球規模の多くの問題によって、ストレス、不眠、うつなどメンタルヘルスの不調で多くの人が苦しんでいます。本来、脳の自然治癒力が寝ている間に疲労や精神的なストレスを浄化し体をリセットしますが、現代社会でそのように暮らすのは簡単ではありません。不眠というのは、簡単に言うと、自律神経が興奮した状態です。睡眠は習わなくてもできる本能ですが、そのシステムが作動しないほどストレスで脳が熱くなり、自律神経が静まらないのです。逆に言うと、自律神経を管理することができれば、こうした問題も解決へと導くことができます。それを可能にするのが脳教育です。



招待講演 | 睡眠とこころの健康 ~コロナ禍をしなやかに生きる~


瀬藤乃理子

福島県立医科大学医学部 災害こころの医学講座准教授。
公認心理師。専門は臨床心理学、災害精神保健。
福島県の原発事故後の被災者に対する支援のほか、
2020年からは県のコロナ対策本部と協力し、
感染者や医療従事者の支援を行っている。


新型コロナウイルスのパンデミック(世界的感染流行)から1年半、人々の暮らしは大きく変わり、すべての人がさまざまなストレスをかかえています。ストレスが心に大きな負荷を与えるようになると、1番先に問題が生じやすいといわれるのが「睡眠」です。本講演では、コロナ禍のストレスとそれが睡眠に及ぼす影響、そして古今東西、睡眠の改善のために良いといわれているいくつかの方法をお伝えます。また、私たちがこのようなストレスの中でも、“強くしなやかに生きる力~レジリエンス~”を獲得するためのヒントについてもお話します。



招待講演 | 「失った眠りを求めて」 ~睡眠の問題への脳教育からのアプローチ


ノ・ヒョンチョル

政府公認ブレイントレーナー協会事務局長。
グローバルサイバー大学 脳教育融合学科兼任教授。
前 韓国脳科学研究院 専任研究員。
韓国科学技術院(KAIST)電算専攻。
国際脳教育総合大学院大学 地球経営学博士課程修了


現代人は、深く眠れていません。韓国も日本も代表的な睡眠不足大国と知られています。こうした状況は、コロナのパンデミックでさらに深まっているようです。これを解決するには、特別な新しい処方をするよりも、脳がもつ本来のリズムを「回復」させる根本的なアプローチが必要だと思います。身体、情緒、認知を融合する方式で、脳の変化を図る脳教育のアプローチで、過度な緊張・不安・憂うつな要素を排除していくのが積極的で根本的な代案になります。何よりも、自分自身のアイデンティティと価値への望ましい認識をガイドする脳教育のスピリットが問題解決のマスターキーになります。

第2部 睡眠クオリティ指導の現場

事例発表 | 成幸する睡眠 ~注目される睡眠指導と産業革命


田中ゆかり

IBREA JAPAN理事長。
睡眠クオリティ指導士。
日米韓合同開催の「新たな観点から睡眠について考える2021ブレインアカデミア」に招待され、
「日本における睡眠の現状と睡眠コーチング事例」を講演。
Healing Life Styleにて睡眠セミナーを開催。


睡眠負債が世界ワースト1と言われる日本人は睡眠時間、質共に問題視されています。睡眠不足による経済損失は15兆円とも言われており、政府も企業も様々な取り組みを実施しています。睡眠トラブルは個人の健康に関する問題から、脳や学習、経済活動、そしてメンタルヘルスまで多大な影響を及ぼします。働き方改革とともに、ますます注目を集めている睡眠の質の管理と、睡眠指導の重要性、そして、睡眠と個人、社会の関わりなど、持続可能な開発(SDGs)の視点からもお話しします。



事例発表 | 声と共感の睡眠への影響について


土井美智子

看護師として整形外科、精神科病棟勤務、
老人介護施設での勤務を経て、ブレイントレーナーに転身。
Healing Life Style講師。
ブレイントレーナー活動歴10年
睡眠クオリティ指導士


人の聴覚は、視覚よりも早くから発達していて、声には私たちが思っている以上の影響力があります。事例とボイススキャンで「眠りを誘う声」を検証することにより、無意識に使っている声の影響力について考えます。事例発表として、声の影響を受けて相手がリラックスすることによりポジティブな変化が見られた2つ事例を紹介し、ボイススキャンによる眠りを誘う声の特徴、声が眠りやリラックスに与える影響について検証します。



 第7回 グローバルメンタルヘルスセミナー
 日 時:2021年11月3日(祝/水) 14:00~16:00
 参加費 : 無料
 <オンライン開催> YouTubeライブ配信でご視聴いただけます

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